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| 『運命』 |
扉を開ければ
春があり
もう梅の花が
咲いていて
綺麗だなとつい
声に出す
散歩がてらに
百円ショップ
百円の価値の
モーツァルト
ベートーヴェンも
ワンコイン
これもあなたの
運命なのか?
申し訳なさと
リスペクト
春にうかれて
つい買いすぎて
風に舞い散る
梅ゆきすぎて
花びらと散った
洗濯物を
も一度洗えば
雨が降る
ベートーヴェンよ
ならば問う
これが私の
運命なのか?
春雨眺めて
第九を聴いた…
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| 『水族館』 |
水族館に行きたい
透き通る水色の中に
魚顔した魚の群れは
ユラユラユルリラと
泳ぎ狂う
ユラユラユルリラ
ユルリララ
泳ぎ疲れて
ユラリルラ
イルカがクルクル
手を追い回り
ペンギンが横を
通りすぎ
ペタペタペタペタ
ペタジーニ
水族館に行きたい
イルカの前に
舞い戻り
クルクルクルリラ
クルクレ…クレープ!!
クーレープ!
クーレープ!
クーレ…
水族館より
クレープ食べたい…
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| 『初確定申告』 |
確定申告をしに税務署へ乗り込んだ。
「オヤジ、止めれんのかい?」
「あ、そちらへどうぞ!」
「ありがとよ!これでもとっときな!」
誘導のオヤジにパンチをお見舞いして駐輪場にバイクを横向けに寝かすとタバコに火をつけた。
マッチを捨てると俺のバイクは爆破炎上した。
振り向きもせずに歩き始めると中から局員が飛び出してきた。
一人の首ねっこを押さえ、もう一人のアゴをハイキックで叩きわり、背後の奴には肘打ちをかまし、最初の奴の額でタバコを消して中に入る。
またも局員が立ち塞がる。
「書類はおもちですか?」
「書類は書類だ。餅じゃねぇ…!」
「持ち帰りですか?」
「俺は逃げも隠れもしねぇ。早くしろ。」
「職種は何ですか?」
「んー…タレント?…だ!」
「バイトの方でしたらこちらの…」
「タレント!!」
「は?」
「タ、レ、ン、ト!!」
「トレンド?」
「テメーじゃ話にならねぇ、ここで一番強ぇーヤツ呼べ!」
「ではそちらに並んでおかけになってお待ち下さい」
座ると隣には順番待ちのサラリーマンがいる。椅子が近い。
「あの、すいません…」
「あ?」
「スーツ踏んでるんで…」
「じゃあ次から踏まれないように『一番Tシャツ』でも着て来い」
そう言ってサラリーマンのYシャツをひきちぎると順番が来た。
「こちらで記入して下さい」
長机に座り種類を書く人々の群れ。それは幕張での『お受験』のようだ。
「わからないことがあったら腕章をつけてる者に手を挙げて聞いて下さい」
試験官の様に隙間をぬって歩く局員。
「おう、ありがとよババア。これで何か旨いもんでも食いな!」
差し出してきた指をつかむと逆方向へとひねりあげた。鈍い音がした。
書類は書き方が全くわからず二十分瞑想してから四十代半の腕章の男を呼んだ。
「おいそこの若いの!」
「はい」
「書き方を教えろ。拒否すれば家族の命はない」
「はい。えーとここにこの額を書いて、こちらにこれを書いて下さい」
「こうか?」
「いや、ここ1ケタ多いです、この計算で急にここ150万にはならないんで。それ直したら1番窓口に提出して下さい。お客様の場合失礼ですが所得が『これしか』ないので引かれた分全額もどりますので」
「失礼だと思うんなら言うんじゃねぇ」
そいつに目潰しを食らわせ窓口へ。
「おう頼むぜ」
「はい。2〜3か月で全額振り込まれますので」
「そんなもんテメーにくれてやるよ、じゃあな!」
自動ドアを出ると手留弾のピンを口で抜いて投げこんだ。税務署は炎に包まれた。私は道路に出るとタクシーを止めて運転手をひきずり出した。しばらく走ると一人の老婆が手を挙げた。
「どちらまで行かれます?」
「税務署までお願い」
「じゃあ良かったらメシでもどうです?」
こうして私の初確定申告は無事終了した…。
(注)この物語はフィクションです。
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| 『男の仕事』 |
赤ラークのロングに火をつけると深く息を吸い込み、大きく吐き出した。
ゆっくりと流れる白煙は渦を巻いては過去と一緒に消えてった。
艶っぽい視線を背中に感じた。
『お前はどうしてそんなに悲しい目をするんだ…?
また…抱いてほしいのか?
フッ…いつもそう、抱くのは男の仕事、なくのは女の仕事さ…来いよ…!』
私はたばこの火を消すと、しっぽを振って喜ぶ雌犬、HIMEの愛犬『小町』を抱きあげた…。 |
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| 『トムとジェリー』 |
世界で一番面白いアニメは『トムとジェリー』である。
二種類あるが仲の悪い方、仲良くケンカする方だ。
たまにビデオを見返しては声を出して笑う。全てがパーフェクトの作品だ。
曲の選択、テンポ、間、声、表情、100点である。
『何がそんなに面白いの?』という方はもう一度見直してほしい。トムは『猫』なのだ。その猫が壁を突き破る。壁にはトムの形の穴が空く。猫の足にボーリングの玉が落ちる。「イヤァ゛ー!!」と猫は飛び上がる。しっぽをはさまれる。「オゥオゥオッホッホゥ!」と猫は飛び回る
。トムはいつでも全力だ。もう一度言う。トムは『猫』なのだ。猫なのに!
昔、懸賞で目覚まし時計を当てた。
録音した音を目覚まし音にできる時計だ。すこぶる寝起きが悪い私は『トムの叫び声特集』を編集してその時計に録音した。朝になると時計は叫びだした。
『イヤァーーーオ!』『ア゛ア゛ーー!!』『オゥオゥオッホッホゥ!』
朝から何もないのに叫び声をあげている時計を見て笑いながらすっきり起きた。人生の中であんなに気持ちよく起きれたのは後にも先にもその時だけだ。
もう一度『トムとジェリー』を見てほしい。笑いすぎて泣いてほしい…。 |
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| 『ふたじろう』 |
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ホラカク。に『ふたじろう』を見に来るべきだ。
アホ発言をしたしらきちはるのかぶっていた帽子を取り、客席に投げるふたじろう。
常連のやさしいお客さんがわざわざ拾ってきてくれた。それを再び客席に投げ、また拾ってきてくれる常連客に対し、
『犬だ!この人は犬だよ!次は口にくわえて持ってきてくれるよ!持ってきてくれるよー!!』
一人テンションが上がり声を荒げるふたじろう…。
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『コンビニを作るゲームがあってさー、線路沿いに場所決めて作ったんだよね!そしたら店内の作りが複雑だったらしくて客がレジの場所わかんなくて出れなくなってどんどん店内に客が増えてくんだよ!増えていくんだよー!!』
静かな料理屋の店内で一人テンションが上がり声を荒げるふたじろう…。
『サンドの単独ライブでアヘン売りなよ!そしたら毎回ヤク中で満席だよ!このライブ気持ちいいんだよね〜!って何もせずに客がいっぱいだよアヘンライブ!アヘンライブだよー!!』
静かな料理屋の店内で一人テンションが上がり声を荒げるふたじろう…。
『乳首にコールドスプレーをかけて手でこすると乳首取れんの知ってる!?取れるんだよ!!で、新しい乳首がちゃんと生えてくんだよ!昔同じ柔道部の奴がやったの見たもん!!だって見たんだもーん!!』
静かな料理屋の店内で一人テンションが上がり声を荒げるふたじろう…。あぁ、ふたじろう!
早くあなたもホラカク。に『ふたじろう』を見に来るべきだ…。
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| 『三倍返し』 |
『三倍返し』である。
WBC準決勝、因縁の日韓戦、『倍返し』では物足りない、そう『三倍返し』成功だ。
『僕の野球人生の中で最も屈辱的な出来事』と、あの冷静沈着なイチロー選手が感情をむき出しにする。誤審や韓国への連敗、メキシコのアメリカ戦勝利、全てが筋書きのないドラマとなって日本を準決勝へと導いた。
王監督の采配に現れる人心掌握は素晴らしい。
人一倍気合いの入るイチロー選手を一番から三番のクリンナップに置きタイムリーを含む三安打、二盗塁。ラッキーボーイ的存在という里崎選手をキャッチャーに指名し追加点となるタイムリーヒット。ファインプレーを見せた多村選手のバント失敗で流れが止まりかけたところで今江選手に代えてここまでブレーキのかかる福留選手をあえて代打に送り先制となるツーランホームラン。咋シーズン200安打を達成したヤクルト青木選手に代えて長嶋ジャパン時代のキャプテン、今大会控えにまわりバッティングピッチャーまで努めていたヤクルトの先輩宮本選手がベテランらしくしっかりタイムリーを放ってリードを広げる。
選手の気持ち、モチベーションを把握して起用する王監督の采配を目の当たりにしてあらめてソフトバンクホークスの強さも理解できる。
一番負けられない試合を制しての決勝進出。『三倍返し』
何ていい響きだろうか。負けるのが大嫌いの私には胸に響く言葉である。
負けたものは仕方ない。ならば次で三倍返しをすればいい。
悪魔的な完全なる強さも魅力だが、負けを受け入れた上での弱者としてのリベンジは更に魅力的だ。
そんなことを考えていたら試合は終わっていた。何にせよ『三倍返し』の王ジャパンは決勝に進みキューバと激突する。
『富澤ジャパン』
そんな団体はないし、何の脈略もないがただ言ってみたかっただけだ。
あなたも自分の名字に『ジャパン』を付けて言ってみたくなったはずだ…。
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| 『名前』 |
なかなかトミザワという名前は覚えてもらえない。
ウメザワトミオが脳裏にあるのか、よくウメザワだとかウミザワと間違えられる。
心の中で『お前など死ね』と思いながら笑顔で対応する。
だがあまり聞かない名前なので気にはいっている。
ちなみにあだ名は小、中がおとみ、高校以降はトミーと呼ばれることが多いが決して一人ロックオペラではない。
下の名前はタケシだが親ぐらいにしか呼ばれないので正直あまり自分がタケシだという自覚はない。むしろタカハシだと思っている。
親戚からはター坊、ターちゃんと呼ばれる。今笑った人は坊主でヒゲをたくわえた私が『ターちゃん!』と呼ばれて振り向くとこを想像して笑ったのだろうが、たまに田舎に帰って母とジャスコに買い物に行くとよく見られる光景である。遠くにいる私にむかって母は『ターちゃん帰るわよ!』とシャウトする。そういう時はめいっぱいイイ声で『はい、ただいまそちらへ!』と、返事をしてやる。
だが基本的に他人に下の名前で呼ばれても自覚がないので返事はしない。
ちなみに相方はミキオなので身内にはミー君と呼ばれている。高校以降相方は『だてちゃん』『ダテっち』と呼ばれるが、先輩からはハト胸の『ハト』、『ブーちゃん』などと呼ばれていた。後輩のアダ名が『肉棒』なのを考えれば全然幸せである。
一度寝ている相方に『伊達』と『ミー君』どちらに反応して起きるか試したら『ミー君』だった。おそらく母上にそう起こされていたのだろう。
だがその実験をした時家の窓は全開だった。近所からのホモ疑惑がさらに深まった実験になってしまった…。
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| 『WE WILL ROCK YOU』 |
事務所に入る前から結成されている『池袋五人会』。メンバーは我々サンド、マネージャーや事務的な作業から色々な相談にものってくれる『サンドの母親的存在』のヒメ、最近成長著しい作家の水野、アホ後輩のしらきちはる、の五人。頭のおかしい五人である。
今日はヒメが
『横チンが許せない』
というテーマで一人吠えている。
『見せられるTINTINは男気を感じるからええねん。ただ、横TINとかの完全なる油断で見えたTINTINは許されへんねん!』
何を言ってるのだろうか…。
『カッコイイ男、例えばキムタクのTINTINは見てみたいとは思うねんけど、もし私の顔の上をパン一で横切ったりした時にTINTINが見えてしまったりしたらもうあかんねん。油断してるTINTINなんかTINTIMちゃうねん!なんか横TINてホワッてしてるやろ?』
さっきからこの人は何を言ってるのだろうか…。どうやったらキムタクがパンツ一丁であなたの顔の上を横切る状況になるのだろうか…。しかし全く止まる気配はない。
『見せられるTINTINと見えたTINTINは違うねん。問題は男気やねん!』
だから何なんだ「男気」って…。
『友達でも横TINとか見えてしまったらもうそこから恋に発展できへんねん。油断のホワッとしてる横TINを見たことによって横のつながり以上にはなられへんねん。だから男気で立ってる、というか縦TINを見せられたら、まだ縦はリスペクトできるから縦のつながりにもなれる可能性はあんねん』
もうわからない。変態である。
『横TINを見たくはないねん。でも見えたら確かに何度も見てしまうねん。確認してまうねん』
何の確認なんだ…。
『でもTINTINはかわいらしい感じするやろ?つまめるわ。でもTINPOKOは玉とセットのイメージやねん。POKOは玉をイメージさせんねん!ノドTINKOはええねんけどノドPOKOTINになると三つある感じするわ!玉二つと!』
言わねーよ「ノドPOKOTIN」なんて…。
『私は男気が見たいねん!横TINやなく縦TINの男気溢れるTINTINが見たいねん!ホワッとしたTINTINはTINTINと認めへん!私は縦TINが見たいねん!立ってるのが見たいねん!もうここまで来たらTINTINを見ずにはいられへん!アカン、いても立ってもいられへん!もう私のTINTINに対する気持ちは誰にも止めることはできひんねん!アカン!もうアカン!
TINTIN!TINTIN!TINTIN!TINTIN!WE、WILL、WE、WILL、ROCKYOU!COMEON、SINGIN!TINTIN!EVERYBODY、SAY!TINTIN!SAY!TINTIN!SAY!TINTIN!HERE、WE、GO!WE、WILL、WE、WILL、TINKOYOU!WE、WILL、WE、WILL、TINKOYOU!YES!!HELP、ME!FREEEEE〜DOOO〜M!!!!!!』
ヒメは『サンドの母親的存在』である…。 |
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